こんにちは、かなママです。
先日、パシフィコ横浜で開催中のDinoScience 恐竜科学博に行ってきました。
子どもだけでなく大人も楽しめる展示です。
家族でのお出かけにおすすめです!
DinoScience 恐竜科学博 ララミディア大陸の恐竜物語
開催概要
公式サイトはこちらです。
2021年7月17日(土)から9月12日(日)まで、パシフィコ横浜の展示ホールAで開催されています。
土日祝日と8月7日(土)から8月15日(日)は日時指定のチケットになります。
チケットを購入するときは最終受付時間の指定になっていることに注意してください。
10時のチケットは9時から10時まで入場が可能です。
平日のチケットであれば日時指定はないので、いつでも入場できます。
また平日のチケットは化石やプラモデルつきのチケットも発売されています。
化石もプラモデルもショップで買えるのですが、チケットと一緒に購入した方が安いようです。
まずはオンラインショップでどのようなものかを確認してみてください。
そのうえで絶対に手に入れたいという方はこのチケットを購入するのがおすすめです。
私は土日祝日のチケットで行ったのですが、ショップで実物を見た結果、今回は購入を見送っています。
どんな恐竜が見られるの?
ララミディア大陸とは恐竜の全盛期である白亜紀後期に現在の北アメリカの西側に存在した大陸です。
ララミディア大陸では白亜紀後期の貴重な恐竜の化石が発掘されています。
白亜紀後期はこの恐竜展の目玉であるトリケラトプスやティラノサウルスなど特別な進化を遂げた恐竜たちが生きた時代です。
この恐竜科学博では、そんな白亜紀後期の恐竜たちの骨格や化石が展示されています。
世界初公開や日本初公開のものもたくさんありました。
5つの展示エリア
プロローグ
地球誕生から恐竜が栄えるまでをCGで簡単に解説してくれます。
同じエリアには恐竜の足跡がたくさん刻まれた化石があります。
どの足跡がどの恐竜のものかが図で示されているのですが、素人目には足跡なのかただのくぼみなのかわかりません。
そして、それぞれの足跡がどの恐竜のものかまで特定されています。
専門家の方のすごさを感じます。
発見ラボラトリー
10のテーマから恐竜の進化と生態を学べるエリアです。
白亜紀後期に生きた恐竜たちがどのように進化したのかがわかります。
トリケラトプス、エドモントサウルス、ティラノサウルスにはそれぞれ1テーマが割り当てられていて、その生態を詳しく知ることができます。
私は地味ですが、いろいろな恐竜の歯を比較した展示に興味を持ちました。
肉食の恐竜はナイフ形の歯が多いなか、ティラノサウルスの歯の形はバナナのようです。
これは強い顎を使って獲物を骨ごとかみ砕くからだそうです。
草食恐竜の歯はデンタルバッテリーといって小さい歯がびっしりと生えた構造になっています。
デンタルバッテリーでは次から次へと新しい歯が出てくるそうです。
人間も、抜ける度に新しい歯が生えてきたら便利なのにと思ってしまいます。
フィールドツアー
最も完全な骨格で発見されたトリケラトプス「レイン」の子どものころを再現した標本がこの展示のために制作されました。
ここではまだ幼い「レイン」の冒険を追いながら、同時代の特徴的な恐竜の全身骨格を見ることができます。
たとえば史上最大の飛行生物「ケツァルコアトルス」。
頭上を飛ぶと太陽の光をさえぎって、夜が来たかのように真っ暗になるそうです。
白亜紀体験シアター
立ってスクリーンを見ているだけなのに、音や風、地面の振動でリアルな体験ができるシアターです。
ディズニーシーのソアリンのように飛んでいるような感覚も味わえます。
ずっと抱っこされていた娘にも伝わっているのでしょうか。
恐竜たちのシーンも大迫力で少し怖いなと思ってしまいました。
特別展示「レイン」と「スタン」
トリケラトプスの「レイン」とティラノサウルスの「スタン」の骨格を見ることができます。
「レイン」は日本初公開の実物の化石です。
「スタン」の方は、現時点で2番目に完全なティラノサウルスの全身骨格で、躍動感あふれる姿からたくさんのレプリカが作られているそうです。
間近で見ると迫力が違うので、ぜひ会場で見てもらいたいです。
そのほかのエリア
ワークショップでは化石発掘体験、恐竜グラスガーデン、恐竜せっけんづくりが楽しめるそうです。
参加者1名につき付き添いは1名までです。
DinoScience Storeというお土産屋さんも近くにあります。
オフィシャルグッズはオンラインショップでも購入することができますが、会場限定の商品もあります。
「美食恐竜のキッチン」というフードコートでは恐竜の形のかわいいオリジナルメニューがたくさんありました。
主催/企画・監修/協力
この恐竜科学博は”SONY presents”で行われており、SONYの映像技術が所々で使われています。
企画・監修は「恐竜くん」こと田中真士さん。
私はあまり知らなかったのですが、メディア出演などもして恐竜の知識を伝える活動を行っています。
キービジュアルなど恐竜の絵も描いているというから驚きです。
プロフィールにはこう書かれています。
幼いころに恐竜に魅せられ、16歳で単身カナダに留学。恐竜の研究が盛んなアルバータ大学で古生物学を中心に広くサイエンスを学ぶ。恐竜展の企画・監修、トークショーやワークショップなど体験教室の開催、イラスト制作、ロボットや模型の監修、執筆、翻訳など幅広く手がける。単に恐竜についての知識の普及を目指すのではなく、恐竜を通して、生き物や自然、科学や環境問題など、世界の様々な物事に目を向けてもらう「きっかけ」を作ることを活動のテーマとしている。恐竜の専門知識を持ちながら研究機関や大学に属さず、恐竜の正しい知識を楽しく・わかりやすく、エンタテインメントとして伝える活動を行う日本唯一の存在。
この展示会にはアメリカのブラックヒルズ地質学研究所やヒューストン自然科学博物館も協力しています。
ブラックヒルズ地質学研究所は展示の目玉になっているトリケラトプスの「レイン」やティラノサウルスの「スタン」など多くの重要な化石を発掘しています。
所長のピーター・ラーソンさんも私でも聞いたことのあるような有名な人です。
ヒューストン自然科学博物館も恐竜の展示で有名な博物館です。
「レイン」も普段はヒューストン自然科学博物館で展示されています。
横浜に貸し出すためにレプリカを作って、いまはそれを展示しているそうです。
そうまでして実物を貸してくれるなんて、すごいことですよね。
音声ガイド
音声ガイドのすすめ
『学び効率が最大化するインプット大全』では、美術展などで音声ガイドをぜひ使うことを勧めています。
ただ展示を眺めているよりも情報量がずっと多いからです。
恐竜科学博の音声ガイドは3種類から選べます。
- 少年と恐竜くんバージョン
- 小坂菜緒さんバージョン
- ドキュメンタリーバージョン
少年と恐竜くんバージョンはこの展示を手掛けた恐竜くんと、声優の花江夏樹さんのやりとりが楽しいガイドです。
花江夏樹さんは鬼滅の刃で主人公の竈門炭治郎を演じている方で、テレビ東京の「おはスタ」の元MC、Youtubeのゲームチャンネルはチャンネル登録者200万人超と大人気な声優さんです。
小坂菜緒さんは日向坂46のメンバーで、この展示の公式アンバサダーを務めています。
ドキュメンタリーバージョンは声優の森川智之さんがガイド役です。
森川智之さん はトム・クルーズやキアヌ・リーブスの吹き替えもしている方です。
この中で一番情報量が多いのはドキュメンタリーバージョンです。
そうとは知らず、花江さんのガイドを楽しんでしまった私です。
少年と恐竜くんバージョンは、展示の解説と同じような情報が多かったですが、個人的には楽しめたのでOKです。
本物の骨格かレプリカの骨格か
音声ガイドをの中で、本物の骨格かレプリカの骨格かという話が出てきました。
骨格を見ていると鉄のフレームが目立たないものと目立つものがあります。
レプリカの骨格は中が空洞で軽くできているため、フレームが目立ちにくいそうです。
一方、実物化石の骨格は重いため、フレームでしっかりと固定する必要があるそうです。
本物かレプリカかを見分ける簡単な方法ですね。
ティラノサウルスの「スタン」
音声ガイドで「スタン」は恐竜くんが買ったものだという話をしていました。
展示などでいろいろな人に楽しんでもらうために購入したそうです。
もちろん貸出しにお金をとっているとは思いますが、その情熱はすごいですね。
元は取れているのでしょうか。
購入したお土産の紹介
「DinoScience 恐竜科学博」 オリジナルグッズ
公式図録
価格は2500円です。
展示の全内容とそのほかコラムが載っていて、楽しんだ内容を振り返るのにぴったりです。
この図録の中で恐竜くんが「私が本展を企画した理由」と題して挨拶を書いているのですが、この文章を読んでから行くと、恐竜の世界にもっと没入できたかもしれないと思ったので、抜粋して紹介します。
(前略)
すでに失われた世界と、絶滅した生き物たちの姿を、私たちは決して見ることができません。100%の正解には誰もたどり着けないかもしれない。だからこそ、本当の姿に一歩でも近づきたい――その探求に、生涯を捧げてきた大勢の人々がいます。彼らが少しずつ積み重ね、脈々と受け継がれてきた研究の成果。さらなる発見と新たな技術や視点が加わることで、今この瞬間にも、私たちの知見は着実に更新され続けています。科学は今、どこまで恐竜たちの世界に近づくことができたのでしょうか。本展では、恐竜全体を網羅して俯瞰する形ではなく、レイン――すなわりトリケラトプスの生きた世界をテーマにしました。あえて、白亜紀最末期の「ララミディア大陸」という、ごく限られた時代・地域に焦点を絞ることで、「環境・生態系の中の一員としての恐竜」の実態を、徹底的に掘り下げています。彼らはどのような世界で、どのような生き物たちと生き、どのような光景を見ていたのか。恐竜たちの息遣いを感じ、彼らを取り巻く世界に、思いをはせてみてください。生きた恐竜たちは、どこまでも優雅で美しく、壮大な生き物であったはずです。
この世界には、私たちの想像をはるかに超えるものや、途方もない謎が、まだまだ眠っています。地球が誕生してから現在までの、膨大な時間。激しく、絶えず変貌し続ける世界と、そこを埋め尽くす多様で複雑な生物を生み出し続ける、生命の進化。その圧倒的なスケールの片鱗を、この「恐竜科学博」で感じていただければ幸いです。
公式図録 P22-23
ぬいぐるみ
Mサイズのトリケラトプス(こども)は2470円です。
お母さんのぬいぐるみや、セットで塗り絵がついているものもありましたが、今回はこどもだけ買いました。
娘というより、私がぬいぐるみが好きなので、ついつい買ってしまいます。
マグネット
価格は440円です。
デジタルな色合いがかっこいいトリケラトプスです。
マグネットボードを買いたいなとずっと思っているのですが、まだ買えていません。
使うのは先になりそうです。
「PEANUTS」コラボグッズ
クリアファイル
クリアファイルは1枚440円です。
なぜかコラボしているPEANUTSのクリアファイルです。
どちらがいいかパパに聞いたら両方と言われたので、両方買いました。
黄色いクリアファイルの右上でトリケラトプスの子どもがスヌーピーと邂逅(かいこう)している絵が好きです。
ラバーキーホルダー
価格は800円です。
裏面はツルツルした黒色で、DinoScienceのロゴが入っています。
化石の口先やスヌーピーの鼻がちょこんと飛び出しているのがかわいいです。
ショッピングバッグ
有料の袋を買うか迷って、440円のショッピングバッグを買いました。
色は青、緑、紫、黄の4種類がありました。
レジで写真を見せてもらったのですが、写真で見た限りでは、黄色だと文字がはっきりしなかったので、紫にしてみました。
そこまで重いものは入らなさそうですが、かわいいです。
サイズを計ってみたところ、幅37cm×高さ35cm×奥行10cmでした。
会場の概要
アクセス
道順などはパシフィコ横浜のサイトに詳しいです。
みなとみらい線のみなとみらい駅から徒歩5分となっていますが、もう少しかかると想定しておいた方が良いです。
みなとみらい線の「クイーンズスクエア連絡口」は6番出口です。
ここからクイーンズスクエアの2Fへ行きます。
エレベーターの位置がわかりにくいですが、赤いエスカレーターの左裏にあります。
2Fに着いたら緩い傾斜になっている方に進むとパシフィコ横浜があります。
途中に階段がありますが、通路右側にスロープがあるのでベビーカーでも安心です。
ベビーカーで入場できる?
係の人に聞いたところ、できれば置いて行ってくださいと言われました。
日時指定があるため土日でも混雑していませんでしたが、置いて行った方が見て回りやすいです。
公式サイトのQAによると、ベビーカーでは入れないエリアもあるそうです。
入口の脇にそこそこ広いベビーカー置き場があります。
鍵などはないため、間違えないよう注意が必要です。
貴重品は必ず持って行きましょう。
周辺の飲食可能な場所
パシフィコ横浜のホール入口を入ると、セブンイレブンがあります。
その右側にテーブルやベンチがたくさん並んでいて、飲食が可能です。
離乳食をあげたり、会場で買った食べ物を食べることもできます。
レストランで食事をするなら24/7 restaurantがおすすめです。
ファミリーやママに人気なイタリアンで、ベビーカーで来るお客さんも多いです。
赤ちゃん連れに人気なマットレスの席もあります。
みなとみらい駅からパシフィコ横浜へ行くときに通る東急スクエア3の3階にあります。
おわりに
DinoScience 恐竜科学博は2時間ほどで全体を見て回ることができました。
7ヵ月の娘の記憶には残らないかもしれませんが、娘と「レイン」や「スタン」の写真が撮れて大満足です。
ぜひ気になる方は公式サイトにもアクセスしてみてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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