かなママの楽しい家族ブログ
不器用だけど家族と学ぶことが大好きな東大卒ママのブログ
子育てのお話

子どもを本好きに育てるための本屋と図書館の活用法

かなママです。
ブログを訪問していただき、ありがとうございます。

子どもを本好きに育てたいという方は多いと思います。
私も自分が本が好きなこともあって、子どもにも本が好きになってもらいたいと思っています。
今日は子どもを本好きに育てるための書店と図書館の活用法について一緒に考えていきたいと思います。
本を買う方が良いのか、借りる方が良いのかということですね。

結論としてはケースバイケースなのですが、このケースを考えていく前提として、まずは本が好きとは何かについて考えてみましょう。

本好き=本を読むことが好き?

たいていの人は本好きイコール本を読むことが好きと思っているのではないでしょうか。
でもこれは正確ではありません。

本が好きというのは以下の4つの好きが共存した状態です。

  • 本を読むことが好き
  • 本を選ぶことが好き
  • 本を所有することが好き
  • 本を分かち合うことが好き

それぞれの好きについて説明しますね。

本を読むことが好き

これはイメージされている通りの状態で、説明するまでもないかと思います。
好みのジャンルはあるかもしれませんが、本が好きという人で本を読むことが好きではないという人はめったにいません。

本を選ぶことが好き

本は自分で選んだ本が一番読む気になります。
作家、あらすじ、挿絵、本の帯、書評など選ぶ基準はさまざまですが、たくさんの本の中から今の自分の気分に合わせて読みたい本を選ぶというのは、それだけでも楽しい作業です。

本を所有することが好き

特に紙媒体の本について所有することが好きな人は多いです。
子どもの場合は特にお気に入りの本を自分のものとして持っていて、いつでも自由に読める状態にあることに幸せを感じるはずです。

本を分かち合うことが好き

おもしろい本があれば、だれかとその本について話をしたい、感想を共有したいと思うものです。
子どもの場合は身近な家族や友人との雑談で、本が話題に上がる環境が理想的だと思います。

4つの好きを子どもに感じてもらうために

これら4つの好きを子どもに感じてもらうためには、本屋と図書館をバランスよく利用することが近道です。

本を読むことは、本屋で買った本でも、図書館で借りた本でも変わりません。
しかし、本を選ぶことについてはどうでしょう。

本屋で買う本を選ぶことはできます。
けれど、子どもの場合、本を見る目がまだ十分に養われていません。
本を選ぶ基準も確立されていないことがほとんどです。

そのため子どもはこれもいい、あれもいいと目移りしてしまうかもしれません。
親は子どもが興味を示した本をすべて買うことはできません。
もしくは単純に近くに置いてある本に飛びついてしまうかもしれません。
そうして選んだ一冊がその子にとって当たりであればいいですが、はずれの場合はどうでしょう。
買った本をまったく手にとらなくなってしまい、親はせっかく買ったのにと、イライラしてしまい、次の本を買うことをためらうようになる可能性もあります。

その点、図書館では1回の冊数制限こそありますが、何冊でも借りることができます。
当たりの本にも、はずれの本にもたくさん出合うことで、子どもの本を見る目もだんだんと養われてきます。

反対に本を所有しているという特別感は図書館の本では得ることができません。
お気に入りの本が読みたい時に読めないというのは子どもにとってストレスです。
本が借りられてしまっていて、しばらく読めないとなればなおさらです。

だから本屋と図書館をバランスよく利用することが良いのです。

本屋と図書館のメリット/デメリット

以下に本屋、図書館のメリット、デメリットの例をまとめてみました。
活用のヒントにしてください。

本屋のメリット

  • 本を買うと所有する楽しみが味わえる
  • ネット書店などもあるため、立地はほとんど問題とならない
  • 本の破損や汚損に気をつける必要性が低い
  • きれいな本を読むことができる

本屋のデメリット

  • 本を読むのにお金がかかるため、たくさんの本を読むことは難しい
  • お金を出して買っているため、本が子どもに合わなかった時に残念な気持ちが強くなる

図書館のメリット

  • 本を借りるのは無料なため、たくさんの本を読むことができる
  • 本が子どもに合わなかった時も気にならない
  • おはなし会などのイベントを楽しめる

図書館のデメリット

  • 図書館の立地によって通うことが難しい場合がある
  • 本の破損や汚損に気をつける必要がある
  • 借りることの難しい本がある
  • 冊数制限や返却期限がある

本屋で買うのにおすすめの本

上記を踏まえて、本屋で買うのにおすすめなのは、第一に子どもが気に入っている本です。
作家が好きなど、ある程度好みがはっきりしている場合や、学校ではやっている本なども、購入を考えていいかもしれませんね。

また親が読み聞かせをしたい本も本屋で買うことがおすすめです。
読み聞かせは同じ本を何度も繰り返して読むので、親が気に入っている本は購入しておいた方が便利です。
もし同じ本ばかり読んでいて親が飽きてきたなら、その時は図書館の出番です。
普段読み聞かせしている本に図書館で借りてきた本を混ぜてみましょう。
新鮮な気持ちになりますよ。

反対に親が子どもに読んでほしい本は難しいところです。
まずはおすすめの理由を子どもに説明しましょう。
もし子どもが興味を持ったなら、図書館で子どもが選んだ本の中に一冊混ぜてもらって読んでもらうようにすれば、選ぶ楽しみを損なわずに手に取ってもらうことができると思います。
すぐに興味を示さなくても、親がその本を借りて、楽しそうに読んでいるところを子どもに見せてあげると、興味を持つかもしれません。
それも難しい場合は、しばらくしてから再度本をおすすめしましょう。
強制はよくありません。
どうしてもというのであれば、本を購入して子どもの見える場所に置いておけば、気が向いた時に手に取ってくれるかもしれません。

図書館を利用する際の留意点

子どもが騒ぐことについて

図書館に小さい子を連れていくと騒いでしまうのではないかという心配の声もよく聞きます。
たしかに図書館は静かに利用する場所で、小さい子に静かにしてもらうことは難しいですよね。

ただ図書館側は赤ちゃん連れを歓迎してくれています
たとえば横浜市立図書館ではおむつ替えの台も設置されていますし、授乳の時も部屋を貸してくれます。
また話し声が気にならないように子ども向けのコーナーは大人向けのコーナーから離れていることが多いです。赤ちゃん向けのおはなし会も催されています。

どうしても心配であれば、最初は声を出しても大丈夫なおはなし会を利用しつつ、徐々に図書館の雰囲気に子どもを慣らしていくのがいいと思います。
小さい頃から図書館通いを習慣にしてしまいましょう。

本の破損や汚損について

図書館で借りた本の破損や汚損については親ができるだけ気をつける必要があります。
まだ小さい子に本を借りる場合には、読まない時は借りた本を手の届かないところにおいておくと安全です。
それでも事故は完全には防げません。
その場合は返却時に自己申告をしましょう。
修理できる場合には弁償の必要はありません。
また早めに修理することで本も長持ちします。

残念なことに破損や汚損を自己申告をする人は少ないそうです。
親がきちんと謝ることは、子どもに物を大切にすることの大切さや、自分の非を認めて素直に謝ることを学んでもらうチャンスにつながります。
くれぐれも親が子どもにとって悪い見本にならないように気をつけてください。

返却期限について

図書館には返却期限があります。
次の人のためにも返却期限は守りましょう。
いつまでに返すという図書館との約束を守ることで、子どもも期限を守る練習ができます。
どうしても返却期限までに読み終われない場合は、予約が入っていなければ期限を延長もできます。

本の除菌について

最近は本の除菌機を設置している図書館が多いです。
紫外線を照射して除菌をするもので、本を機械にセットし、ボタンを押して待つだけです。
子どもが触るものなので心配な方も多いと思いますが、そのあたりはきちんと配慮されています。

おわりに

今回は書きたいことがありすぎて、随分長くなってしまいました。
ぜひ本屋と図書館の両方を活用して、お子さんと一緒に本を楽しんでくださいね。




最後までお読みいただき、ありがとうございました。



にほんブログ村のランキングに参加しています。

励みになりますので、よろしければ1クリックお願いします。

にほんブログ村 子育てブログへ

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA