かなママの楽しい家族ブログ
不器用だけど家族と学ぶことが大好きな東大卒ママのブログ
妊娠・出産のお話

【体験談】コロナ下の妊娠・出産

私が娘を妊娠したのは、ちょうどコロナで外出自粛ムードが高まってきた時でした。
待ち望んだ妊娠でしたが、コロナの情勢を見聞きし、とても不安でした。
今日はそんなコロナ下の妊娠・出産がどのようなものだったかお話したいと思います。

コロナのためにできなかったこと

付き添い

私は最寄りの駅から少し遠い産院を選んでいたので、土曜日にはよくパパに送り迎えをしてもらっていました。
けれども病院は付き添いが禁止で、私しか入ることができません。
周りには何もないような場所だったので、パパはいつも駐車場で待機していました。
診てもらった結果は終わった後に伝えます。
毎回エコー写真もいただけるので、真っ先に見せて、写真の見方や大きさを説明していました。

けれど、平時であればパパも一緒に先生の説明を聞けたはずなのです。
エコーも写真だけではなくて、赤ちゃんの心臓が動いているところや、赤ちゃんが向きを変えるところを見ることができたはずなのです。
写真だけでは実感がなかなか持てないとパパは常々話していました。

私の通っていた病院では3Dエコー、4Dエコーをデータで保存することができるサービスがありました。
初回にUSBメモリの料金と、毎回データの料金がかかります。
ただパパはもう少し大きくなってからでいいよと話していました。
私たちは知らなかったのです。
大きくなると、体の全体は見えず、顔も隠れてしまうことを。
同じようなサービスを利用しようと考えている方はタイミングを逃さないように気をつけてください。

母親学級と両親学級

私の住んでいる区で実施していた母親学級や両親学級は人数が絞られていて、気がついた時には既に満席になっていました。
幸い、産院でも母親学級がありました。
ただコロナのため、人が集まる環境を避ける必要があったことから、母親学級は要点をまとめたDVDの貸し出しになっていました。
両親学級の方はDVDもありませんでした

普通、両親学級でお父さんが妊婦体験をしたり、抱っこの仕方やおむつの替え方を赤ちゃんの人形を使って学んだりすると思うのですが、私たちはそれができませんでした。
赤ちゃんのお世話についてはYouTube参考にしながら、ダッフィーのぬいぐるみを使って少し練習しただけです。

母親学級や両親学級で不安がぬぐいきれるものではないでしょうが、心の準備はなかなか難しかったです。

立会

私が通った産院では、コロナのために出産時も病院への立ち入りが禁止でした。

そのため入院するときは不安でいっぱいでした。
お腹の子に2人で頑張ろうねと話しかけ、大丈夫だよと自分に言い聞かせていました。
陣痛がひどくなってからは、助産師さんが腰をさすってくれたのが救いでした。
娘を産んだ後も、私は出血多量で軽く生死の境をさまよったのですが、このまま家族の顔も見ることなく、目覚めなかったら嫌だなと思いながら眠りにつきました。
とにかく、入院してから産後落ち着くまで頼れる人がいないことがつらかったです。

パパの方も状況が落ち着いて立会いできることを楽しみにしていました。
私もせっかくなのでパパに娘が生まれる瞬間を見てほしかったと思います。

面会

私が通った産院では、産後の面会も禁止でした。
私は助産師さんに頼んで、LINEのビデオ通話で産まれた直後の娘をパパに見せてもらいました。
私の状態が落ち着いてからは自分で写真を撮って共有したり、LINEのビデオ通話をしていました。
個室だったので通話も気兼ねなくできましたが、大部屋ではビデオ通話も難しかったかもしれません。

また、私の産院ではドライケアを行っていて、産まれたばかりの赤ちゃんは数日間沐浴をしません。
赤ちゃんの体を守る胎脂(たいし)を残すために体を拭くくらいで済ませます。
そのため生後2、3日の赤ちゃんは独特な匂いがします。
匂いをかぐことで、母親が産まれてきたばかりの赤ちゃんに愛着を持つという効果もあると聞きました。
この匂いをパパにもかがせてあげたかったなと思います。

プラス・マイナスの両面に働いたこと

在宅勤務の一般化

私の会社は原則在宅勤務になり、妊娠時から産休に入るまで出社が不要になりました。
そのためつわりで気持ちが悪い時も周りの目を気にせずに休憩をとることができました
もちろん上司にはつわりで体調が悪いことは伝えていました。
通勤のために電車に乗る必要がなくなったことも、体調面を考えると良かったです。

一方、在宅勤務で朝起きてから夜に仕事が終わるまで、ずっと家にいる生活になりました。
つわりの時は良いのですが、妊婦にも適度な運動が必要です。
私は完全に運動不足でした。

妊娠の経過が見えないこと

体の変化が目に見えないので、同僚に大きく気を遣わせることはなかったと思います。
ただし、妊娠について同僚にカミングアウトするタイミングは難しかったです。
またつわりの時期を過ぎると、基本的に体調には問題がないものと思われます。
そのため仕事の量を加減してもらうことはありませんでした。
もちろん、体調が良くないときにそう切り出せば加減してもらえたのでしょうが、忙しくしている時にそうしたことは言い出しづらかったです。

入院日数の短縮

コロナのために里帰り出産を断られるケースが増えました。
私は実家も近いので里帰り出産ではありませんでしたが、里帰り出産を断られた人をできるだけ多く受け入れるために産院が入院日数を1日短縮していました。
早く自宅に帰れるのが良いと思う反面、療養できる期間が短くなるのは微妙だなと感じていました。
結局のところ私は産後の状態が良くなかったので入院が長期化してしまったのですけどね。

おわりに

こうして思い返してみると、コロナ下での出産は本当に大変で、残念に思うことも多かったです。
この体験談が早く過去のものになって、あの時はこんなこともあったのかくらいに捉えられるようになるといいなと思います。




最後までお読みいただき、ありがとうございました。



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