かなママの楽しい家族ブログ
不器用だけど家族と学ぶことが大好きな東大卒ママのブログ
子育てのお話

出産後に一番つらかったこと 娘のおっぱい嫌い&母乳が出ない

かなママです。
育児は楽しいことが多いですが、楽しいことばかりではありません。
今回は出産後、一番つらかったことをお話しします。
それは、娘がおっぱいを吸ってくれなかったことです。

娘のおっぱい嫌い

当時の心境

娘はおっぱいが嫌いでした。
母乳をあげようとすると全力で泣いて拒否します。
まるで私がいじめているかのようです。
母乳には栄養があるので、なるべく飲んでほしいのに、飲んでくれない。
自分のママとしての価値を疑いました。
無理に母乳をあげようとして、娘に嫌われるのではないかという恐れもありました。
どうしたらいいのかと考え、焦り、泣いたときもあります。

おっぱいが嫌いになった原因

私は出産後、産道に血腫ができて出血多量になりました。
死んでもおかしくないくらい、血が出たので処置後もほとんど寝たきりになりました。
貧血で養生する必要があったからです。
ずっと点滴につながれていて、歩く許可がおりるのにも3、4日かかりました。
自分ではもう大丈夫と思っていたので、とても歯がゆかったです。

そういった状況だったので、娘のお世話を開始するまでに時間がかかりました。
母乳を作るのにも血が必要なので、貧血の状態では授乳もできません
それまでは助産師さんが哺乳瓶でミルクをあげてくれていました。

一度、私の寝ているところに特別に娘を添い寝させてもらったことがありました。
そのとき、娘はおっぱいがほしいと泣き、添い乳を1回だけすることができました。
しかし娘はすぐに寝てしまったので、本当になめた程度です。

初乳をあげるのが遅れ、哺乳瓶に慣れきってしまったのが、おっぱい嫌いの原因でしょう。

初めての授乳に大苦戦

母乳をあげようとすると泣いてしまうので授乳は大変でした。
最初は自分が慣れていないせいだと考えていました。
授乳時の姿勢に原因があると考えたのです。
首の座っていない娘に無理な角度で飲ませているのではないかと試行錯誤しました。
助産師さんにも姿勢について、いくつか指導を受けました。

授乳クッションをしっかり差し込む

授乳クッションはトラベルピローのような形をしています。
トラベルピローでは首に当たるところが、授乳クッションではおなかの位置にきます。
特にベルトなどはなく、差し込んでいるだけです。

それが、娘が暴れることで、どんどんずり落ちてくるのです。
ずり落ちるので、娘の顔の位置がおっぱいの下方にきてしまいます。
しっかり差し込むようにとは言われたものの、どうすれば良かったのでしょう。
Googleで検索しても同じような人の発言は見当たりませんでした。

授乳時の姿勢に気をつける 前かがみはダメ!

良くない姿勢は以下のようなものです。

  • 肩があがっている
  • 前かがみ
  • 赤ちゃんのおなかが上を向いている
  • わきがあいている

娘がずり落ちてしまうので、私が胸を下げようと動いてしまいます。
そのため、肩があがり、前かがみになってしまいました。

また娘が暴れて体をそらすので、娘の体は上を向いてしまいがちでした。
私と娘のおなかをくっつけるのが正しい姿勢です

わきは気をつけていましたが、これでは良くない姿勢そのものです。

おっぱいマッサージをする

助産師さんに乳首をつままれて、母乳がじわーっと出ることを確認されました。
最初はOKと言われたのですが、別の助産師さんからは固いとダメ出しされました。
マシュマロのようになるまで柔らかくする必要があるそうです。
これは、産前からマッサージをして準備しておくべきでした。
仕方がないので、授乳の前にはもみほぐすようにしていました。

乳頭保護器をつける

産院にはメデラの乳頭保護器があり、これを借りて娘に授乳してみました。
乳首につける哺乳瓶の口のようなものです。
これは少し効果がありました。
短い間ですが、吸ってくれるようになったのです。
乳頭保護器は産院で購入できました。

ただ乳頭保護器は1度使用すると洗って除菌する必要があります
1組では心もとないので、後日、赤ちゃん本舗でピジョンのものを追加で購入しました。
使用感としては、つけている身からすると、どちらもたいして変わりません。
ただ形状や固さの違いがあり、娘はメデラの方が良かったようです。

とはいえ、娘は相変わらずジタバタするので、ぽろっとはずれてしまうこともしばしば。
挙句の果てに乳頭保護器をつかんでしまうこともあり、大変でした。

母乳を飲ませてからミルクを与える

母乳だけでは必要な量に足りない可能性があります。
そこで、母乳の後にはミルクを与えるように教わりました。
あくまでミルク混合の場合の方法で、完母で進める場合にはこの必要はありません。

けれど娘はとにかく泣いて飲んでくれません。
泣いてお手上げ状態になったらミルクに頼るようになりました。
これは娘のおっぱい嫌いを助長したかもしれません。

退院後の授乳回数の増加に疲弊

入院中は日中のみ母子同室にしていました。
夜間はナースセンターで当直の助産師さんがミルクをあげてくれました。
退院後は初めての夜間授乳が待っていました。

珍しいケースだと思いますが、退院後はパパの実家にお世話になっていました。
幸い、お義母さんも完母にはこだわらない人でした。
この世の終わりかのように泣き叫ぶ娘を見てパパもお義母さんも笑っていました。
私もつられて思わず吹き出してしまいました。

けれども少し気になったこともあります。
同じ部屋に寝ているパパも、娘の泣き声を聞きつけて見に来てくれるお義母さんも、すぐにミルクをあげようとしてしまうのです。
まずは泣いても母乳をあげる時間を作るべきだと思っていたので、これには困惑しました。

そこで始めたのが搾乳です。

搾乳するも母乳が出ない!

私は日に何度か搾乳し、哺乳瓶で母乳を飲ませてみることを思いつきました。
電動の搾乳機を事前に購入していたので、それを使ってしぼってみました。
左右合わせて10ml程度しか出ません
これには衝撃を受けました。
それほど出ないのであれば、娘が泣くのもうなずけます。
道理で胸も張らないはずです。

見方を変えれば、10mlでも出ないよりはましです。
私は搾乳を続けることにしました。
哺乳瓶で母乳だけ飲ませると半分ほどが哺乳瓶の口に落ちずに残ってしまいます。
そこでミルクと混ぜて娘に飲ませていました。
少しでも母乳の成分が娘の体内に入り、元気でいられるようにとの思いです。

搾乳には1回あたり30分近く時間をかけていました
娘のお世話や食事などのタイミングで搾乳ができないこともあります。
そのようなときは、焦燥感が募りました。

すっぱりあきらめたら、気分もすっきり!

母乳をあげることをあきらめたのは、外出ができるようになったことがきっかけです。
娘とお散歩に行くこともあれば、長時間の外出が必要な用事も結構ありました。
自然と搾乳ができる時間が減り、元から出なかったものがさらに出なくなりました。
そして、もう搾乳はしないことを宣言したのです。

これにより、母乳をあげなくてはというプレッシャーが消えてなくなりました
搾乳機もしまって、気分は晴れやかです。
出ないものは仕方がないので、娘に対する罪悪感も感じなくなっていきました。

おわりに

同じような悩みを持たれている方も多いと思います。
まずは自分の納得がいくまで、対応策を考えて実行してみてください

私はお願いしませんでしたが、助産師さんから授乳指導を受けることもできます。
道のりは大変そうですが、授乳指導を受けて状況が改善したという話も聞きます。
お住まいの自治体などで情報収集してみてください。

そして母乳をあきらめることになっても、大丈夫です。
母乳でもミルクでも、赤ちゃんはすくすくと育ちます
愛着形成もミルクを飲ませながら大好きだよと声かけをしたり、たくさん抱っこをしたりしていれば問題ありません。
お母さんが暗い気分やイライラに襲われている方が、赤ちゃんには悪影響です。

また、このような問題がない方にも、授乳がセンシティブな話題ということは知っておいていただきたいです。
授乳の話題で「ミルクを飲ませています」と話すのはやはり躊躇(ちゅうちょ)してしまいます。
相手に悪気がないことはわかっていますが、母乳が当たり前という雰囲気があるのです。
相手の状況がわからない場合などに、少し聞き方に配慮いただくだけでも違います。
よろしくお願いします。




最後までお読みいただき、ありがとうございました。



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