かなママです。
今回は妊娠後の体の変化について体験を踏まえてお話します。
いろいろと体に支障が出てきますが、どのように出てくるかは人それぞれです。
一例として参考にしてください。
一度も吐かなかった、つわり
つわりの種類
つわりの症状や強さは人によって違います。
私の場合は、気持ちが悪く、吐き気もあって、横になっていてもしんどい状態を経験しました。
一番つらかったのはゴールデンウィーク前後です。
仕事柄、その頃が一年で最も忙しく、休みもありませんでした。
あまりにもつらいので、体調が悪いので仕事量を抑えてほしいと上司に頼んでいました。
けれども吐かずにすんだのは、私のつわりが食べつわりだったからです。
最初は気づきませんでしたが、食事をしても気持ち悪くならず、かえって気分が良くなったのです。
つわりには、吐きづわり、食べつわり、匂いつわり、眠りつわりといった種類があります。
つわりというと、イメージされるのは吐きづわりです。
吐き気があって、食べ物を受け付けなくなるものですね。
匂いつわりの場合は匂いに敏感になって気持ちが悪くなります。
眠りつわりは、異常な眠気に襲われるものです。
食べつわりの場合は空腹になると気持ちが悪くなります。
食べつわりの対処法
食べつわりは空腹になると気持ちが悪くなるので、空腹の時間を作らないように工夫してあげます。
ただし、体重管理との兼ね合いもあるので、食べすぎはNGです。
一回の食事量を減らして食事の回数を増やすのが良い方法です。
私はパパと一緒に食べる夕飯は維持したかったので、日中は飴をなめて過ごしていました。
在宅勤務で電車に乗る必要がなかったのも大きいと思います。
少しつわりが落ち着いてきた頃に一度出社したのですが、揺れや熱気で気持ち悪くなりました。
途中で降車して休憩をとって、なんとか会社まで行きました。
出社後もあまり長い時間、休憩室でぐだーっとしていることもできず、疲れきってしまいました。
お腹が大きくなってくる
体のバランスが悪くなる
当たり前ですが、赤ちゃんがお腹の中で育つにつれて、お腹は膨らみます。
そうすると体のバランスが崩れます。
いつもと同じように動こうとしても、思ったように体が動かないことも増えます。
歩くときも、気づかないかもしれませんが、歩幅やバランスのとり方が変わっています。
そのため、つまずいて転倒しやすくなるので注意が必要です。
転倒するとお腹の中にいる赤ちゃんにまで衝撃が届き、何か影響が出る可能性があります。
臨月も近くなると足元も見えなくなります。
特に下りの階段は危ないです。
エスカレーターなどを利用した方が安全です。
どうしてもという場合は、手すりを持って、ゆっくりと下りましょう。
それでも運動は必要!
転倒は危険だし、体も疲れやすいということで、家に引きこもりたくなります。
けれど、引きこもっているのは心身によくありません。
体が安定してからは、適度に運動することが求められることがほとんどです。
よく聞くのはマタニティヨガ、マタニティスイミングなどですね。
興味があれば、やってみましょう。
ただ特別なものを始めなくても、お散歩やストレッチなどでも十分です。
陽の光を浴びてリフレッシュしましょう。
赤ちゃんを産むのは全身運動なので、筋肉があった方がスムーズに出産をすることができます。
疲れやすい体では長時間になることもある出産に耐えるのも大変です。
体重管理にも役立ちますね。
ただし、運動の必要性や程度はお医者さんの指示に従いましょう。
無理も禁物です。
私が転倒防止のためにしたこと
私がしていたのは散歩とストレッチです。
散歩のときは、つまずかないようにゆっくりと歩くようにしていました。
また、パパと一緒に外出するときには、手をつないでもらっていました。
もともと手をつなぐのが好きだったのもありますが、万が一、つまずいても支えてもらえるので安心です。
さらに私は雨の日の濡れて滑りやすくなった床の対策として、WORKMANの滑らない靴を購入しました。
ファイングリップシューズというもので、価格は1,900円です。
妊婦に人気とテレビか何かで聞いていたものです。
私の行ったお店では、色は黒しかありませんでしたが、シンプルな黒で満足しました。
滑らない靴のすごさを実感したのはハングリータイガーというレストランに行った時です。
ハングリータイガーは横浜では有名なハンバーグ&ステーキレストランです。
そこではハンバーグの仕上げを席で行ってくれるのですが、油がよく飛び跳ねます。
お客はナプキンを広げて油を避けるのですが、床は油でべとべとで、つるつると滑りやすいです。
しかしWORKMANの滑らない靴を履くと、不思議なことにそのべとべとやつるつるを全く感じません。
これは良いと毎日履くようになりました。
体が疲れやすくなる、眠くなる
つわりの影響、ホルモンバランスの変化、重くなるお腹……。
様々な要因が重なり合って、妊婦の体は疲れやすいです。
仕事をしていると眠くなります。
どれだけ寝ても眠くなります。
在宅勤務で一人で仕事をしていたせい、だけではないと信じています。
食べつわりがおさまってから始まり、妊娠週数が経過するにつれ、眠くなっていきました。
眠りつわりだったのかもしれませんが、ベッドに寝転がって目を閉じると、体がとても重く感じます。
息切れや動悸も起こりやすく、いつも上っていた階段や坂がつらくなりました。
疲れたら休みましょう。
無理をしないのが一番です。
寝つきが悪くなる
妊娠中期頃になると寝つきが悪くなります。
眠いのですが、寝入るまでに時間がかかったり、眠りが浅くなるのです。
お腹が重くなっていたり、胎動を感じたり、血流が悪かったり、ホルモンバランスが乱れていたり……。
心地よい睡眠を妨げる原因はたくさんあります。
「シムスの体位」をとると、少し寝やすくなります。
左側を下にして、横向きに寝るのですが、少しうつぶせ気味にします。
抱きまくらを利用してお腹をまくらにのせてあげると、大きなお腹でも楽に体位をとることができます。
右足も一緒に抱きまくらの上にのせます。
私はニトリで「頭も支える抱きまくら」を購入して使いました。
妊婦さんに人気の商品で、「シムスの体位」が楽にとれるようでした。
暑い時期に買ったのでひんやりするカバーも一緒に買いました。
そもそも「シムスの体位」自体が慣れないと寝にくかったのですが、抱きまくらは購入して正解でした。
ふわふわしていて、左腕を頭の下へ伸ばしても痛くならないところも気に入りました。
手足のむくみとこむら返り
妊娠中期または後期くらいから、こうした症状が出てきてひどくなります。
むくみについては、特に下半身がむくみやすいと聞いていました。
そこで寝るときに着圧ソックスを履いていました。
そのおかげか、足のむくみに関しては比較的ましだったと思います。
どちらかというと私は手の方がむくみました。
結婚指輪がはまらなくなるのは、妊婦さんに共通のことだと思います。
産院でも、最悪指輪を切断することになるので、妊娠中期以降ははめないようにと掲示がありました。
さらに私は、朝、起きると手がこわばっていて、曲がった指を伸ばすことができなくなっていました。
いわゆる、ばね指のような状態で、指を伸ばすときは痛みを伴います。
念入りにマッサージをすると、軽減はされますが、指を動かさない状態が続くと、また同じ状態に逆戻りです。
それが、妊娠中期頃から毎日のように続きました。
こむら返りも経験しました。
抱きまくらを使って横向きで寝ているのですが、たまにほかの姿勢をとりたくなります。
そのために足を伸ばそうとすると、よくつるようになったのです。
寝ているときに足をつると、びっくりします。
そして痛さに思わずうめいてしまいます。
そのうちに体の向きを変えるときは、寝ている間も意識してゆっくりと体を動かすようになりました。
これらの症状は産後には嘘のように消えてなくなりました。
むくみも、こむら返りもつらかったので、産後に続かずにすんで良かったです。
食べ物の好みの変化
私の場合、今まで手軽な朝食として利用していたカップ麺が食べられなくなりました。
妊娠週数が進むにつれて、その傾向は強くなりました。
味が濃すぎて食べると気持ちが悪くなるのです。
たとえばカップヌードル。
普通のものはつわりがひどい時期を境に食べたくなくなりました。
比較的味の薄目なカップヌードルライトも試しました。
これは初めのうちはいけたのですが、7、8ヵ月頃には、ライトでも味の濃さを感じるようになりました。
どん兵衛などの和風なうどんやそばも、だんだん手が伸びなくなりました。
最終的に食べることができたのは、セブンプレミアムの柚子塩ラーメンか、そうめんくらいだったと思います。
そのくらいですね。
ほかの食べ物では、顕著な変化はありませんでした。
味の濃いものはいくらでもあるのに、どうしてカップ麺だけがダメだったのかは謎です。
出産後は元通りになりました。
普通にカップ麺をおいしく食べることができます。
食べすぎには注意です。
どうしても心身がつらいときは
妊婦さんが利用できる制度として、母性健康管理指導事項連絡カードというものがあります。
これは主治医に書いてもらい事業主に提出するものです。
事業主はその記載内容に応じた適切な措置を講じる義務があるので、何らかの対応をしてもらえるはずです。
厚生労働省が措置の例として挙げているものは以下の通りです。
- 妊娠中の通勤緩和
- 妊娠中の休憩に関する措置
- 妊娠中または出産後の症状等に関する措置(作業の制限、勤務時間の短縮、休業等)
- 新型コロナウイルス感染への感染のおそれに関する心理的なストレスに係る措置
また時間外、休日労働、深夜業の制限等は、主治医からの指導がなくても労働基準法に基づいて請求できます。
育児休業給付金の算出は、
育児休業開始前の6ヵ月の賃金/180 × 67%(または50%)
で計算されますが、育児休業開始前の6ヵ月の賃金として考慮されるのは、育児休業開始前の11日以上働いた月の賃金です。
したがって、へたに休みを取ったり短時間勤務を選択するともらえる育児休業給付金の額が減ってしまう場合があります。
私の場合は、上司に直接仕事量の緩和をお願いしたため、時短勤務や休業に該当することはありませんでした。
多少であれば、そのように働いている部署内で考慮してもらった方が、融通がきいて良いと思います。
おわりに
妊娠中は身体的にも精神的にも安定せず、大変な時期です。
周りの方はぜひ気づかってあげてください。
妊婦さんも周囲の方からのサポートが受けられるようであれば、遠慮をせずに感謝をしましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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