こんにちは、かなママです。
過去の記事で子どもの名前を考えるステップについてお話しました。
Step1 子どもの性別を知る
Step2 名前を考える方法をイメージする
Step3 必要な情報源にアクセスする
Step4 具体的な名前の候補を出す
Step5 候補を絞り込む
Step6 名前を決定する
今回はこのステップに沿って、実際に私たちがどうやって名前を考えたのかをお話したいと思います。
ステップの詳細を知りたい方は過去の記事を参照してくださいね。
考えに考え抜いた結果なので、参考になる部分がきっとあるはずです。
300時間をかけた名づけの方法
Step1 子どもの性別を知る
私たちは出産準備のためにも早く子どもの性別を知りたいと思っていました。
しかしエコーでは性別がはっきりとわからなかったのです。
妊娠4ヵ月目に女の子かもしれないと言われたきりです。
そのうち、赤ちゃんが大きくなってエコーでは全身が映らなくなってしまいました。
先生からは産まれてみないと性別はわからないと言われてしまいました。
私やパパ、祖父母もたぶん女の子だろうと思っていましたが、確信は持てません。
そこで仕方なく女の子の名前、男の子の名前の両方を考えることにしました。
Step2 名前を考える方法をイメージする
私もパパも、こういう名前をつけたい、この漢字を使いたいなどという特別なこだわりはありませんでした。
ただ姓名判断で運勢の悪い名前はつけたくないと思っていました。
またいわゆるDQNネーム(非常識な名前)は避けようと考えていました。
Step3 必要な情報源にアクセスする
購入した書籍
私たちはとりあえず書籍を購入することにしました。
私が選んだのは『はじめての贈りもの 赤ちゃんの幸せ名前事典』という本です。
初版は2017年になっていますが、私が買ったときは2020年の第6刷でした。
本を選んだポイント
1. 男女の名前に対応していること
生まれてくる子の性別がわからないので男の子や女の子に限定されている本は考慮からはずしました。
第2子、3子の出産を考えている場合にも男女どちらにも対応できる本を選んでおくと良いですね。
名づけに使える漢字や姓名判断の方法が大きく変わることはまずないので、そのまま利用できます。
2. 内容のバランスが良いこと
この本は大きく5つのパートから成っています。
PART1 まず、ここから始めよう 名づけの基礎知識
PART2 ひびきで変わる名前の印象 音から名づける
PART3 赤ちゃんへ託したい思いは イメージや願いから
PART4 使いたい文字にこだわって 漢字から名づける
PART5 姓名の画数をもとにして 開運から名づける
この構成からわかる通り、この本ではいろいろな名づけの方法が紹介されています。
特別なこだわりがなく、総合的に判断するには良い本です。
また資料も充実しています。
特に使えると思ったのは「音のひびき・読みから引ける漢字一覧」です。
「名前に使われる止め字」も参考になりました。
3. 読みやすいこと
名づけの本はどれも似たり寄ったりで、同じような本はほかにもあります。
そこで問題になるのが、読みやすさ、使いやすさです。
この本は中がカラフルで、文字も比較的大きく読みやすかったのが決め手になりました。
正直、好みの問題です。
Step4 具体的な名前の候補を出す
まずは本をざっと眺めてみた
PART1についてはひととおり目を通しました。
そのほかのPARTについても、さっとページをめくってどんなことが書かれているかは確認しました。
音のひびきが気に入らないものを消去法で候補から除外
この本には「名前にふさわしい音と名前のリスト」がついていました。
よほど珍しいひびきの名前でなければ、このリストに載っています。
まずはリストを見て気に入らないものに×印をつけていくところから始めました。
先に私が選択肢を減らしたあと、パパにも見てもらって、すりあわせました。
候補から除外した名前は
- 昔っぽい名前でかわいくない/かっこよくない名前
- 身近な人と同じ/似た名前
- 名字と合わせて読んで発音しにくい名前
- 一文字/三文字になってしまう名前
- そのほか気に入らない名前
です。
女の子の名前は764個の音のうち130個の音にしぼられました。
男の子の名前は807個の音のうち187個の音にしぼられました。
「名前にふさわしい音と名前のリスト」に含まれない名前も検討
この本のPART3には生まれた季節や性格のイメージなどから、たくさんの名前が提案されています。
これを眺めて気に入った名前のうち、候補に入っていない音も検討することにしました。
ただ音として珍しいものは少なかったので、候補は10個も増えていません。
候補として増えたのは、たとえば「りっか」という名前です。
「りっか」は六花という単語からきています。
六花は「ろっか」または「りっか」と読み、雪という意味があるそうです。
冬生まれのイメージで良いかなと思いました。
運勢の良い画数の組み合わせを書き出す
姓名判断を完全に信じているわけではなのですが、自分の名前が不吉な数だと嫌ですよね。
できれば幸運がありそうな名前にしてあげたいと思いました。
姓名判断の基本は「五運」を吉数にすることです。
たとえばこの本では前田夏希さんという人名で「五運」を説明しています。
まずは使われている文字の画数を考えます。
前……9画(A)
田……5画(B)
夏……10画(C)
希……7画(D)
この画数で「五運」が決まります。
五運 | 計算方法 | 五運の特徴 |
---|---|---|
天格 | A+B=14画 | 家系の運気です。名字で決まるので、名づけのときに考える必要はありません。 |
人格 | B+C=15画 | 青年から中年期の運勢です。 |
地格 | C+D=17画 | 少年から青年期の運勢です。その人の核となる部分になります。 |
外格 | A+D=16画 | 恋愛・結婚を含めた対人関係や職業運を示します。 |
総画 | A+B+C+D=31画 | 生涯を通じて最も影響力の大きな数です。 |
天格以外は名前の部分の画数によって数字が変わります。
そこで、これらが吉数となるような画数の組み合わせをリストアップしました。
なお、姓名判断にはそれぞれの文字が奇数か偶数かのバランスを見る「陰陽」というものがあります。
私もパパもそこまでは気にしなくていいだろうという意見でした。
またこの本では運勢を超幸運数、大吉数、吉数、半吉数、凶数の5段階に区別しています。
この点については凶数が入らなければ問題ないだろうという考えでリストアップしました。
そうでないと、使用できる漢字が少なく、良い名前が見つからない可能性が高かったからです。
音に漢字を当てはめる
画数を確認しながら、候補としている音に漢字を当てはめていきました。
たとえば先ほどの「りっか」であれば「六花(4・7)」「六華(4・10)」……といった具合です。
同じ画数でも複数の漢字があるので組み合わせは膨大です。
特に一般的な男の子の名前に使える漢字は種類が多いと感じました。
たとえば「こうき」「こうじ」などの音に出てくる「こう」という漢字を一覧で見てみましょう。
すると101種の漢字が名前に使えることがわかります。
「き」という漢字は83種あります。
仮にすべてのパターンを拾うと、なんと8383パターンになってしまうのです。
画数や漢字の意味、字の印象などである程度省きましたが、本当に膨大でした。
この作業を最初は字の書きやすさを見るため紙で作業していました。
しかし腱鞘炎に悩まされたため、ノートを数冊使い切ったところでパソコンで作業することにしました。
Step5 候補を絞り込む
Step4で羅列した名前候補は数が多すぎるので絞り込みをしました。
私とパパ、それぞれが候補に目を通して、消去法で消していきます。
この時点で候補から除外したのは
- 画数が極端に少なすぎたり、多すぎる名前
- 縦書きまたは横書きをしたときに字のバランスが悪い名前
- 知らない人が見たときに読みを誤解されそうな名前
- パソコンやスマホで変換困難な名前
- 音が重複した名前で比較して、これは選ばないと思った名前
などです。
とにかく数が多すぎるので、特に男の子の名前はパパが容赦なく削っていました。
こうして女の子の名前は20個、男の名前は22個にまで絞りました。
Step6 名前を決定する
生まれてきたのは、かわいい女の子でした。
出産の体験談を読みたい方は過去の記事を参照ください。
女の子の名前はStep5で20個にまで絞ってあったのですが、どれも良い名前でした。
出産前に祖父母や友人に意見も聞いていましたが、そこから絞り込むことはできていませんでした。
しかし赤ちゃんの顔を見ると、この名前がいいのでは!と決めることができたのです。
もちろんパパとも相談したのですが、意見はすんなりと一致し名前が決定しました。
おわりに
名前を考えるのは大変でした。
でも名前を考えているのは楽しくもあったのです。
子どもが生まれる喜びがなければ、そこまで長い時間を費やす気にはなりません。
いま名前に迷われている方も、悩みたいだけ悩んでみてください。
きっとあなたの子どもにぴったりの良い名前が見つかりますよ。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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